偏頭痛には気圧が関係していた!
慢性的な偏頭痛に悩まされている人には、「天気の悪い日に偏頭痛が起きる」という人がいます。中には「偏頭痛がするからお天気が下り坂になる」とお天気まで当ててしまう人もいると聞きます。
そこで日常の生活上、お天気の低気圧と偏頭痛の関係について解説していきましょう。
お天気の低気圧の日は、人間の体の中の圧力にも少なからず影響を及ぼしてしまいます。まず直接的な原因として頭蓋骨内の圧力や気圧にも変化が生じ、脳内の血管が収縮されてしまいます。その血管に無理に血液を流そうとするので三叉神経を刺激して偏頭痛が生じてしまうのです。
反対に急な気温の変化によって低気圧や高気圧に激しく変動がある場合は、体内の血管が膨張しやすくなってしまう場合もあります。脳内血管が膨張してしまっては、その周辺の神経を圧迫しますので、それが頭痛として症状に現れます。
また、間接的な偏頭痛の原因として考えられるのは、低気圧の日に生じやすい血圧の低下です。血圧が低下することによって体内の血流循環量が低下し、それだけでも脳内の血流不足で脳内が通常よりも酸欠状態になり、脳内血管にストレスが生じます。この状態が続くと血管の収縮を引き起こし、三叉神経を刺激します。
このように気温の変動による気圧の変動により、人間の体内の血管の収縮・膨張によって引き起こされる現象によって頭痛は生じます。
このように、偏頭痛は大気の気圧変動に大きく影響されることが医学的にも証明されています。
但し、標高2000m以上の高い山に登ってから24時間以内に生じる、頭痛・吐き気等の症状は、気圧の変動による症状でも“急性高山病”といわれていますので、偏頭痛とは関係ありません。
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